ツバメの読書ブログ

読書記録や旅行記を中心に。

2017年6月のブログ記事

  • C'est Une Belle Journee (Mylène Farmer) / 音楽

    音楽を聴いていて「わお!」と思わずスタンディング・オベーションしたくなる瞬間が有る。しかも、その音楽は日本からとても離れた所で生まれたリズムだったりすることが有って、昼と夜がひっくり返るくらい遠い所で生まれた旋律にもこんなに心が震えることがあるのかと、旋律と鼓動の高鳴りのシンクロに不思議な気持ちに... 続きをみる

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  • ドリアン・グレイの肖像(作:オスカー・ワイルド)

    オスカー・ワイルド唯一の長編小説。 実は読んだのもう結構前ですが、後を引く作品で今でも鮮明に読んだ当時のショックを思い出せる。 ドリアンの奔放さ、罪深いことを罪と思わずに、自分の感情の赴くままに行ってしまう性格。美青年だから周りからちやほやされるのだろうが、性根は腐りきっている。 その本心が、肖像... 続きをみる

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  • レストランの読書(作:村上春樹)

    「ランゲルハンス島の午後」に収められているとても短いストーリー。 この本を開くと、一番最初に出てくる話です。 良く「作家は書き出しに細心の注意を払う」と耳にするので、もしかしたら、この本を書いている時、村上春樹氏が意識的に一番始めにもってきたのかなぁ、なんて想像。 というのも、ストーリー自体が題名... 続きをみる

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  • モンティ・パイソン/今夜のボクシング

    本当に疲れた時、くだらな~い物を読んだり、観たくなったりする。 そんな時、私が真っ先にお世話になるのが「モンティ・パイソン」だ。 日本ではあまり知名度が高くないのが残念だが、イギリス版の「ドリフターズ」といったところである。 いや、むしろドリフターズにも並々ならぬ影響を与えているのでは?と思う。 ... 続きをみる

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  • 読書の現場 ~カフェ巡り~

    〇〇の現場、と付けると恰好良いかな、という勝手なイメージでつけてしまった題名。 本当に現場に出ている方々に怒られそうだ。 さて、忙しい仕事の合間を割いて最愛の読書にいそしむ。 出来ることなら、上司にジロジロ見られながら、とか、メールとにらめっこしながらの読書は避けたいところだ。第一、本を書いた作者... 続きをみる

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  • いちじくの葉(作:中原中也)

    突然ですが、果物のイチジクが大好きです。 どれほど好きかというと、祖母が大好きな私(そして家族の他のメンバー)のために、庭で育てて収穫する程です。 毎年収穫して、生を堪能し、ジャムに加工し、最後の一滴まで名残惜しくすくって食べます。 みなさんの好きな食べ物は何でしょう? 色々な人に聞いてみると、み... 続きをみる

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  • 火縄銃(作:江戸川乱歩)

    江戸川乱歩の処女作。 学生時代に試作した作品だ、と乱歩自身が説明している。 内容はシンプルな物理トリックの殺人事件の謎解きで、あっさりと読める印象。 まだ、乱歩独特の影の有るおどろおどろしさは感じられなかった。 この物語の中で、私が最も気になる部分をピックアップしてみた。 主人公2人(学生素人探偵... 続きをみる

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  • Bill / 映画

    BBC製作のイギリス映画。 「Bill」ではピンと来ないかもしれないが、Bill(ビル)はWilliam(ウィリアム)のニックネーム。 イギリスで有名なウィリアムといえば...そう、偉大なる劇作家ウィリアム・シェイクスピア。彼がこの映画の主役だが、、、従来イメージするような格好良く、シリアスな彼の... 続きをみる

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  • ユリイカ(サカナクション) / 音楽

    歌い出しが好きだ。 「いつも夕方の色 髪に馴染ませていた君を 思い出したここは東京」 PVはちょっとエロくも有り、でも芸術だなと思う。 始めて上京した時のことを思い出す。 歩く人たちの速度についていけなくて自然と早足になってた。 人混みに息が詰まると思っていたら、本当に肺炎になっていた。そんな思い... 続きをみる

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  • 佐助稲荷 ~鎌倉散歩~

    鎌倉に住んでいるので、普段から時間が有る時に色々な寺社仏閣を散歩がてらぶらぶら覗いている。 鎌倉には数えきれない程たくさんの神社やお寺が存在するが、 その中でも最もおすすめスポットが「佐助稲荷神社」だ。 鎌倉駅から銭新井弁財天へ向かう途中の山奥にひっそりと紅い鳥居の続く神社がある。 鳥居の林を抜け... 続きをみる

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  • Facebookに挑戦!

    もともとネットが苦手で、出来るだけかかわらないように生活してきた。 ただ、全く使えないのもこのご時世勿体ない、出来るようになればもっと色々な情報や意見と触れられると思い立ち、やっとのことでブログを始めるに至った。 そうしたら、Facebookもほとんどの人がやっているということなので、練習にはじめ... 続きをみる

  • 世界の珈琲 ~読書と一緒に!~

    読書の時、「珈琲片手に!」という方も多いのではないでしょうか。 中には紅茶派、日本茶派もいるかも... 私は珈琲大好き人間なので、世界の珈琲の作り方を動画で調べてみた☆ Coffee Around The World

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  • 明治・大正・昭和煙草 ~気になる読書雑学~

    読書(日本文学)をしていてしばしば出てくる昔の煙草の銘柄が気になって仕方がない! ということで、調べてみた☆ ☆敷島 敷島(しきしま)は、かつて大蔵省専売局が製造・販売していた日本の口付紙巻きたばこの銘柄の一つ。 1904年6月29日から1943年12月下旬まで生産・発売された。発売当初は国産の高... 続きをみる

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  • 接吻(作:江戸川乱歩)

    青空文庫で見つけたので、リンクを下記に貼ります↓ http://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57186_60204.html 「近ごろは有頂天の山名宗三であった」から始まる短編。 山名宗三が有頂天なのは、恋妻のお花を嫁にもらったからである。 定時になると... 続きをみる

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  • 新宝島(サカナクション) / 音楽

    サカナクションの「新宝島」のPVがレトロでとてもお洒落。 昭和の音楽番組風。 ドリフのパロディー。 サカナクション / 新宝島

  • たまたま / 映画

    アイルランドが舞台で映像もとても美しい。 真っ白なワンピースの蒼井優が自分の辿り着くべき場所をさがして彷徨う。 その途中で出会う沢山の人達。楽しい人、優しい人、悲しい人... 人生はたまたまの連続、だからこそ今を大切にしたいと思える素敵な映画。 映画『たまたま』予告編

  • ショコラの見た世界 / 映画

    高校生頃にたまたま出会った映画。 映像も美しく、ストーリーも素晴らしくて、何度見てもラストで泣いてしまう。 sonyericsson903i_01s

  • 不都合な硝子屋(作者:ボードレール)

    「純粋に内省的な性質で、全く行動に適しない人物がいるものだ。 ところがくだんの人物が、時として、一種の神秘不可思議な衝動に駆られて、平素は思いも及ばなかった脱兎のごとき迅速さで、行動に移ることがある」 主人公は上記の様な通常は静かな性質の人間で、臆病な程である。 私自身内省的な方だから、「ああ、分... 続きをみる

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  • バビロンの架空庭園(作者:澁澤龍彦)

    『ホルトゥス』Hortusは、ラテン語で「庭」という意味である。 この「庭」というものは、スコラ派哲学者がしばしば「鏡」Speculumを一個の宇宙として表現したのと同様に、やはり一個の世界を表すためにを用いられていたのではないか。 澁澤龍彦氏の見解から始まる「庭」を巡る随筆である。 「人間の歴史... 続きをみる

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  • Kの昇天(作者:梶井基次郎)

    青空文庫で見つけたので、リンクを貼ります↓ http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/419_19702.html 集英社文庫「檸檬」(作者:梶井基次郎)に収蔵されている「Kの昇天」を久しぶりに読んだ。 梶井基次郎は「檸檬」が余りにも有名なため他の作品に... 続きをみる

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