さて、「繰り返す」ことが面白くてつい気になってしまう笑 [繰り返しシリーズ2]ということで、今回は迷った結果、映画をご紹介。 『去年マリエンバードで』(l'année dernière à marienbad)は意外とご存知の方も多いかもしれない。アラン・レネ監督の作品だ。衣装はココ・シャネル。 ... 続きをみる
感想のブログ記事
感想(ムラゴンブログ全体)-
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「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら。その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ」ーヘミングウェイ パリでの作者の生活を綴ったストーリー。 私も1年に1回はパリに行くので、思い出しながら、パリにいる気分で楽しく読んだ。 フランスのパン屋「PAUL... 続きをみる
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[繰り返しシリーズ1] 家具の音楽より「県知事の私室の壁紙」/音楽
子供の頃から、「繰り返す」ことがツボで面白くて、いまだに同じ行為、旋律などを繰り返すことが気になって仕方がない笑 さて、古典で固いイメージのクラシック音楽で実験を行った人がいる。 フランスの作曲家エリック・サティ(1866-1925)である。 今回ピックアップしたのは、家具の音楽より「県知事の私室... 続きをみる
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最近暑い!暑すぎる!久々に故郷の北海道に滞在中なのに毎日35度... 北国のみんなは猛暑に慣れていないから、大通公園の噴水の周りには少しでも涼感をと群がる人々で溢れている笑 さて、暑い夏だからこそ、本来北国同士、海を越えればすぐそこ、ロシアの文学に挑戦した! 今までにも何冊かは手に取ってみたものの... 続きをみる
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地下鉄のザジ(Zazie dans le métro) / 映画
レンタルショップでたまたま目に入って借りてみた。 最初手に取った時はいつ頃制作された映画か見当がつかず、「最近の映画かな~」などと思って観てみたところ.... おぉ、予想以上に...画面が古いぞ、と笑 それもそのはず、1960年制作の映画でした! ただ、一旦見始めると、シュールでいたずらに溢れた内... 続きをみる
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原文タイトル『When Marnie was there』。 数年前にジブリの映画で見たが、観ている最中に最愛のハムスターが亡くなってしまうショッキングな出来事があったせいで、ろくに内容を思い出せなかった。 泣き叫び過ぎて画面を見るどころじゃなかった。。。 たまたま書店で目に留まって、悲しい思い出... 続きをみる
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たまったま見つけて大感動! もう、画面の前で凄さにニヤけてニヤけて!笑 よくヨーロッパ等では教会前の広場等で手動式の自鳴琴を回すおじさん(おばさんはそういえばあまり見かけたことが無いのはどうしてだろう?)を目にするが、それを現代音楽に適するようにアレンジしたスーパーマシン! ちなみにこの奏者(Wi... 続きをみる
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この作家、意外と知らない人も多いらしい。 代表作の「夫婦善哉」の作者と聞いて、やっとぼんやり「あ~聞いたことある!」となる人も周りにいる。 随分前に初めて読んだ時に一読で気に入ってから、片っ端から彼の作品を読み漁った。 彼の作品は独特の”ゆるさ”を持っており、テンポが良いと思う。 また、ドロドロと... 続きをみる
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C'est Une Belle Journee (Mylène Farmer) / 音楽
音楽を聴いていて「わお!」と思わずスタンディング・オベーションしたくなる瞬間が有る。しかも、その音楽は日本からとても離れた所で生まれたリズムだったりすることが有って、昼と夜がひっくり返るくらい遠い所で生まれた旋律にもこんなに心が震えることがあるのかと、旋律と鼓動の高鳴りのシンクロに不思議な気持ちに... 続きをみる
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オスカー・ワイルド唯一の長編小説。 実は読んだのもう結構前ですが、後を引く作品で今でも鮮明に読んだ当時のショックを思い出せる。 ドリアンの奔放さ、罪深いことを罪と思わずに、自分の感情の赴くままに行ってしまう性格。美青年だから周りからちやほやされるのだろうが、性根は腐りきっている。 その本心が、肖像... 続きをみる
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「ランゲルハンス島の午後」に収められているとても短いストーリー。 この本を開くと、一番最初に出てくる話です。 良く「作家は書き出しに細心の注意を払う」と耳にするので、もしかしたら、この本を書いている時、村上春樹氏が意識的に一番始めにもってきたのかなぁ、なんて想像。 というのも、ストーリー自体が題名... 続きをみる
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本当に疲れた時、くだらな~い物を読んだり、観たくなったりする。 そんな時、私が真っ先にお世話になるのが「モンティ・パイソン」だ。 日本ではあまり知名度が高くないのが残念だが、イギリス版の「ドリフターズ」といったところである。 いや、むしろドリフターズにも並々ならぬ影響を与えているのでは?と思う。 ... 続きをみる
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突然ですが、果物のイチジクが大好きです。 どれほど好きかというと、祖母が大好きな私(そして家族の他のメンバー)のために、庭で育てて収穫する程です。 毎年収穫して、生を堪能し、ジャムに加工し、最後の一滴まで名残惜しくすくって食べます。 みなさんの好きな食べ物は何でしょう? 色々な人に聞いてみると、み... 続きをみる
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江戸川乱歩の処女作。 学生時代に試作した作品だ、と乱歩自身が説明している。 内容はシンプルな物理トリックの殺人事件の謎解きで、あっさりと読める印象。 まだ、乱歩独特の影の有るおどろおどろしさは感じられなかった。 この物語の中で、私が最も気になる部分をピックアップしてみた。 主人公2人(学生素人探偵... 続きをみる
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青空文庫で見つけたので、リンクを下記に貼ります↓ http://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57186_60204.html 「近ごろは有頂天の山名宗三であった」から始まる短編。 山名宗三が有頂天なのは、恋妻のお花を嫁にもらったからである。 定時になると... 続きをみる
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「純粋に内省的な性質で、全く行動に適しない人物がいるものだ。 ところがくだんの人物が、時として、一種の神秘不可思議な衝動に駆られて、平素は思いも及ばなかった脱兎のごとき迅速さで、行動に移ることがある」 主人公は上記の様な通常は静かな性質の人間で、臆病な程である。 私自身内省的な方だから、「ああ、分... 続きをみる
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『ホルトゥス』Hortusは、ラテン語で「庭」という意味である。 この「庭」というものは、スコラ派哲学者がしばしば「鏡」Speculumを一個の宇宙として表現したのと同様に、やはり一個の世界を表すためにを用いられていたのではないか。 澁澤龍彦氏の見解から始まる「庭」を巡る随筆である。 「人間の歴史... 続きをみる
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青空文庫で見つけたので、リンクを貼ります↓ http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/419_19702.html 集英社文庫「檸檬」(作者:梶井基次郎)に収蔵されている「Kの昇天」を久しぶりに読んだ。 梶井基次郎は「檸檬」が余りにも有名なため他の作品に... 続きをみる